iPhoneでWiFi中継機を一から設定 バッファロー WEX-1166DHP2 [無線LAN]

新しい高性能なIEEE802.11ac対応WIFI中継器 バッファロー WEX-1166DHP2
今回はiPhoneから設定してみました。



接続方法にWPS機能を使った自動設定なら親機と中継器のWPS/AOSSボタンを押すだけですが、いくつか調節したかったのであえて手動で設定します。

設定としてやることは

1. 中継器を親機(WIFIルーター)と接続する
2. 中継器のセキュリティの設定を確認する(安全な設計でやることなかった)
3. WIFI接続の安定化 (中継器のSSIDを使って確実に中継器経由でインターネットと接続する)
1~3を目標に設定を開始しましたが、事実上、1と3だけでよかったです。
あまり細かいことを気にせず利用するなら1だけで使えます。
1だけの場合はWIFIルーターと中継器のWPSボタンを押すだけでOK。
(2,3の設定をする場合も親機と中継器の接続はWPSを使ってもいいんですが、あえて手動でやりました~、親機のWIFIルーターにWPS機能が無いかのように。)

設定作業の準備としてスマホ用のアプリをインストール。

StationRadarというバッファローの無線LAN機器を設定する専用アプリ
Apple app Store  StationRadar (iOS用)
Google Play Store StationRadar (Android用)

メーカーの専用アプリ
アプリストアでの評価が低いので大丈夫なのかと心配しましたが、不都合なく使えました。このアプリは中継器のIPアドレスを調べてアクセスするのが用途なので、そこさえ問題なければ、実際の設定はiPhoneのWebブラウザであるSafariを使って中継器の設定画面へアクセスして行うので大変無難な作りだと思います。
(無線LANの設定するための中継器への接続方法がよくわからないという入り口を間違えないために良いアプリです。)


頭に入れておくべき中継器の仕様について

この中継器はSSIDを2つ持てる
SSID1 (中継機用SSID)
SSID2 (親機のWIFIルーターと同じSSIDが設定される)
*SSID2の設定は詳細設定の画面から確認できます

説明書によると中継器への初期ログインIDはadmin、パスワードはpassword

初期のアドレスはhttp://192.168.11.210/
親機につながった後はDHCPでぶら下がる形でIPアドレスが変わるが、StationRadarで簡単に発見できるので問題ない。
(DHCPを利用しないように、IPアドレスの固定も可能)



それでは設定を開始!

1. 中継器を親機のWIFIルーターに接続します。

中継器の電源を入れます。



そうすると、!Setup-G-1A1C や !Setup-A-1A1CといったSSIDがWIFIの接続先リストの中に現れました。これはセットアップの時にだけ利用する初期設定用SSIDです。
どちらでもいいと思いますが、今回は!Setup-G-1A1Cに接続します。



!Setup-G-1A1Cへの接続が完了したら
そこでStationRadarを起動して中継器に接続します。(初期はhttp://192.168.11.210/なので直行してもOK)

機器一覧にWEX-1166DHP2があります

タップすると案内画面がでました。

「設定画面を開く」を選択します。
そうするとログイン画面が現れパスワードの入力を求められます。(パスワードはpasswordですね。)

パスワードを入力しログインしましょう。

中継器へのログインが完了したら設定画面から設定を開始します。

ログイン直後の設定画面。(しっかりスマホ用の表示が用意されています)

無線親機を選択してつなぐ
「無線親機を選択してつなぐ」をタップします。
親機と中継器をつなぐための情報を入力する画面が現れました。


「接続先を手動で入力する」を選び、
「SSID」に親機(WIFIルーター)のSSID
暗号化モードを親機の暗号化モードに合わせます。(最近のWIFIルーターなら大体はWPA2-PSK AESで運用されていると思います。)
「暗号化キー」に親機に接続するためのパスワードを入力します。
入力内容に間違いないか確認し、設定ボタンをタップ。
これで入力内容に間違いがなければ親機と中継器が接続されます。

!親機との接続が完了しましたが、設定完了のお知らせなどはなく、画面上に変化はありません。もちろん慌てる必要はないです、Safariの画面に動きがなくなるのは順調に設定できているからです。
(どうして動きが無くなるのか?それはIPアドレスが変わるからです。
親機と接続が成功した時点で中継器のIPアドレスは192.168.11.210ではなくなります。親機であるWIFIルーターのDHCP機能で中継器に割り当てられたIPアドレスが中継器の新しいIPアドレスになっています。)

この時点で親機と接続するという目標1.は完了です。


続きの設定をするので中継器にアクセスするための新しいIPアドレスを知りたい!
ということでもう一度、専用アプリのStationRadarアプリに戻ります。
中継器の新しいアドレスを探します。



左上の再読み込みマークをタッチします。
するとStationRadarのアプリが中継器の場所を再び見つけてくれます。



検索失敗パターン


偶に上手に見つけてくれないことがあったりしますが、何度か再読み込みをしていたら見つかりました。(なぜなのかよくわからないけれど、5分も待たされることはなかったので原因を考えるのも面倒くさいので気にしない~)
*親機と中継器、そしてiPhoneが同じネットワークにつながっているなら、まず見つかるとおもいます。

見つかったらWEX-1166DHP2をタップして、もういちど中継器にログイン。
このあたりは先ほどと同じですね。

2.セキュリティ関連の設定の見直し

セキュリティをしっかりしておこうと考え、
セットアップ時に利用したSSIDである !Setup-G-1A1Cを使えないようにしないとパスワードを入力せずに誰でも繋げらえるのは怖いと考えていましたが、利用者側で対策する必要はありませんでした。中継器を親機と接続した際に、親機のSSID、パスワードに変更されるので安全な設計でした。

初期のセットアップ用のSSID !Setup-G-1A1Cの設定はSSID2のところにあります。それが親機と中継器が接続された際に自動的に親機のSSIDとパスワード(WPA-PSKのキー)で置き換えらえるわけです。つまり中継器と親機がつながった時点で安全になります。

*中継器にログインするときに使ったユーザー名とパスワードであるadmin passwordは自宅利用なら特に変える必要もないかなと思います。(中継器と同じネットワークに接続できなければ中継器の設定ログイン画面に行けないという理由です)



3.中継器のSSIDを使って中継器と接続する理由

Extender-A-1A1Cに接続

・中継器のSSID Extender-A-1A1C に接続します。
親機の電波と中継器の電波がどちらも届く場所にいるときに、近くにあって電波の強い中継器を確実に経由してインターネットを利用するためには中継器のSSIDのほうに接続します。やっておいたほうがいいおすすめ設定です。
確実に中継器とつながる


スマートフォンやパソコンがいつも上手に強い電波のほうを自動的に選択し利用してくれるとは限らないので、設定しました。

無線設定


接続するための中継器用SSIDやパスワード(暗号化キー)は無線設定のところから確認できます。確認した情報を利用してiPhoneのWIFIを設定しましょう。



・5GHz (11ac/n/a)で接続しましょう - デュアルバンド接続
もう一つの理由として、2.4GHz帯と5GHz帯の両方を利用したほうが通信速度を上げられるからです。

デュアルバンド同時接続

親機と中継器との通信は2.4GHz帯
中継器と子機(iPhone)やパソコンとの接続は5Ghz帯
そういった使い分けで通信速度は改善されるようです。

これで1. 2. 3.の設定は終了です。お疲れさまでした~。



Windows Mac iOS Android

Windows Mac iOS Androidと幅広いOSに対応しているようです。

Android端末のHuawei P20 liteからもiPhoneとほぼ同様に設定できました。

Huawei P20 liteでのStationRadar

違いといえばAndroidの場合はアプリ内でブラウザを呼び出しているので、iPhoneの場合にあったSafariへ移動してから設定画面にログインするというようなことがないくらいでしょうか。

イーサネットコンバーターとしても使える。



有線LANのコネクタが付いてるので、中継器と組み合わせることで有線LAN端子しかないテレビやパソコンのインターネット接続を無線化する用途でも使えます。
WIFI(無線LAN)に対応していないデスクトップパソコンをインターネットに接続するために使っています。
この機種の大きな強み、おすすめポイントだと思います。


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